空き家ってどんどん増加していっているイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
実際、「自分が空き家を所有することになってしまった」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、空き家をどのようにすれば良いのかわからないという悩みが発生するかと思います。
そこで今回は、空き家バンクのメリット・デメリットを紹介するので、「空き家をどうにかしたい」と考えてらっしゃる方はぜひ参考にしてください。
□空き家バンクを利用するメリットとは
空き家バンクは自治体主体なので、利用することで様々なメリットが得られるでしょう。
その中でも空き家バンクの大きなメリットは「とにかく安い」という要素があることです。
*とにかく安く空き家を借りられる
空き家バンクを利用することは、非営利組織のものを利用することになるため、仲介手数料を支払う必要がなくなります。
従って、不動産仲介を担っている営利団体を利用するよりも、格安で購入できるのです。
特に、地方の空き家であれば、物件の価格自体が相場よりも安く取り扱われている可能性もあるでしょう。
また、空き家バンクは、自治体が運営しているからこそ、様々な補助金制度を活用できます。
建物の改修費用に対する一部補助のように、活用の仕方で初期費用の負担を減らすことが可能です。
その場合、各地域によって、補助金制度の内容は異なってくるため、事前チェックをお忘れなく。
例えば、取引の相手方が3親等内の家族の場合には補助金制度が適用できないケースがあります。
*空き家利用は自治体にとっても嬉しい
空き家が多いことは人口が少ないことも意味します。
従って、空き家バンクの利用者が増え、その地域に住む人自体が増えていくことで地域活性化に貢献をもたらしてくれるのです。
また、空き家を活用していくビジネスが普及すれば地方からの訪問者や移住者などが増加し、更なる地域活性化に繋がっていくでしょう。
□空き家バンクのデメリット
一方で、空き家バンクにも以下3つのようなデメリットはあります。
1:所有者との直接交渉が必要
空き家バンクはそもそも売り手と買い手のマッチングを担うサービスであるため、マッチングしてから購入に至るかどうかはその後の交渉次第で決まります。
従って、不動産売買に関連する知見が浅い方は比較的苦労を伴う可能性が高くなってしまうかもしれません。
このように、不動産の売買の意思決定には購入希望者と売り手が直接交渉を行わなければいけませんが、一部の自治体によっては地元の会社が空き家バンクにおける売買交渉をサポートしてくれるところもあります。
こうした支援制度を見逃さないようにしましょう。
2:空き家バンクの物件情報が限定的
不動産会社で売買取引を行う際は、物件広告が出され、物件のPRを魅力的に打ち出してくれます。
一方で、空き家バンクには物件についての最低限の写真と文章しか載せられないので、その物件自体の本来の魅力を十分に伝えにくいことはデメリットとなるでしょう。
3:価値がない物件も混ざっている
空き家バンクは営利目的でないが故に、登録が希望された空き家はほとんど全て登録可能な状態になっています。
従って、空き家バンクに登録されている物件は資産として価値が生まれないような物件も混ざっているため、購入までのフローを慎重に運ぶ必要が出てくるでしょう。
□まとめ
空き家バンクは自治体が主体となっているからこそのメリット、デメリットが発生しています。
安さや幅広く活用することを求めるのであれば、空き家バンクを利用することを視野に入れても良いかもしれません。
しかし、あまり不動産売買に関する知見が無い場合は、購入に至るまでの苦労や購入時の意思決定は非常に困難かと思われますので、その場合は当社のような不動産会社を頼ると良いでしょう。
特に東広島市周辺で空き家についてお悩みの方は、当社で相談も承っておりますので、ぜひご活用ください。
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