土地の売却をお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、評価額です。評価額には、いくつかの種類があります。そこで今回は、土地売却の相場の参考になる評価額と相場よりも高く売るコツについて詳しく解説します。
□土地売却の相場の参考になる評価額とは
土地売却の相場の参考になる評価額には、以下のものがあります。
・実勢価格
・公示地価
・相続税評価額
・固定資産税評価額
・鑑定評価額
実勢価格は、市場の相場にあたる価格です。不動産の取引の際に、最も重要なデータとして扱われます。実際の売却額を予測できるので、評価額の中でも取引の際の目安として役立ちます。なお、売り出したい土地がある地域の物件や取引が少ないと精度が低くなってしまいます。国や都道府県が公表している地価は、公示地価で表されます。市場取引で基準額として重要視されていますが、毎年1月1日時点での評価しかなく、評価がある場所も限定的なのが欠点です。
相続税の算出用の額は、相続税評価額で示されます。この相場を調べると、納税額の目安が分かります。
固定資産税評価額は、固定資産税の算出用の額です。土地を売るときは、その多くの割合を占める諸費用である税金がかかります。そのため、必要なお金を計算するのに必須の評価額となっています。
この中で法的にも有効な金額が、鑑定評価額です。プロの鑑定により定められるので、客観的に正確に求められます。しかし、市場と乖離があることも多いので、そのまま売却額にすることは避けましょう。
□土地を売却相場よりも高く売るコツとは
1つ目は、測量を行い境界を確定させることです。隣接する土地がある場合、境界線があいまいだとそれぞれの所有分がわかりにくく、売却の際にトラブルにつながってしまうことがあります。購入者にとってもリスクが高いので、マイナスのイメージを持たれやすいです。そこで、土地家屋調査士に依頼して境界線を明確にすることで、土地トラブルの心配がなくなり、好条件での売却がしやすくなります。
2つ目は、隣地に売却を提案することです。隣接する土地であれば、隣の土地を買うことでより大きな土地になります。そのため、不動産の価値が高まりやすく、買い主にとってさまざまなメリットが生まれます。
3つ目は、売却するタイミングを見極めることです。毎年の周期であれば、1月〜3月がおすすめです。この時期はちょうど新年度が始まる前なので、住宅の需要が増加するにあたって、土地の需要も上がることが考えられます。
□まとめ
今回は、土地売却の相場の参考になる評価額と相場よりも高く売るコツについて解説しました。土地を売却する際は、土地の境界線をはっきりさせ、目的に応じた評価額で相場を調べると良いでしょう。東広島市周辺で土地の売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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